■関係者の視点から考える
ギャンブル依存症は、周囲に害を及ぼす点からも、依存症者本人だけでなく家族・友人など依存症者と深く関わる人にとっても戦う必要がある病気です。
愛する人がギャンブルに溺れる姿を見るのは悲しい事でしょう。
しかし家族や友人が、いくら道徳的見地から言い聞かせ立ち直らせようとしたところで、この病気の前には何の効力もありません。
病気であることを諭し、治療させることが何よりも先決なのです。
また、依存症の治療が依存症者本人にとっての対処法であるのに対し、関係者の場合はトラブルの解消も対処法となり得ますし、それをもって解決となる場合もあります。
これは極めて依存症者に関わる人に寄った極論ではありますが、自分の身を守るため、あえて依存症者である相手を突き放すという手段もあります。
つまり結婚されている方であれば、離婚というのも選択肢のひとつとなり得るということです。
先述した自助グループの活動は、実は依存症者本人のためだけでなく、その家族のためにも有効なのです。
今後、依存症者と共存していくか否かに関わらず、こちらも自助グループが開催するミーティングに参加されてみてはいかがでしょうか。
■依存症者の関係者の皆様へ
今後、依存症者と共にこの病気と闘い、医療機関のカウンセリングを受けたり自助グループのミーティングに参加する過程で、様々な葛藤が渦巻くことでしょう。
そして最終的に、依存症者との関わり方についてどのような結論に達しようとも、これだけは忘れないでください。
あなたの大切な人は、駄目人間なんかではありません。
病魔に侵された病人なのです。
皆様に再び平穏な日々が訪れる事を願っております。